関東大学同好会トレセン スペイン遠征 〜3日目〜
朝ミーティングをしチームで共有し、試合会場に向かいます!
<Futbol in Cup Internacional>
◆予選第1試合 vs ED Moratalaz(90分ゲーム)
大会第1試合目は大会優勝候補の?E.D.Moratalaz と行われました。
Moratalaz は50年以上の歴史があるクラブで、下部組織からトップチームまで一貫したメソッドで指導されてるチームという事もあり、やはりチームとしての総合力の高さを感じました。それぞれ個人が持っている技術の高さだけではなく、ゴールキーパーから始まる攻撃はほとんどロングボールを蹴ることなくショートパスでつなぎ、前線で上手く数的優位を作りディフェンスを崩していくスタイルにスペインのサッカーを体感することができました。
試合序盤は前からプレスをかけていき、チームとして決めていたボールの奪いどころまで誘い込もうとするも、ボールと選手が頻繁に動く相手に翻弄され徐々に選手の疲労が溜まり集中が切れ始めた頃に失点をし前半を折り返しました。
後半開始早々相手のロングシュートで失点をしてしまいましたが、プレスを開始する位置を下げ後ろにブロックを作る事により、ボール支配を譲る形にはなりましたが、相手に揺さぶられる事なく安定した守備が出来るようになりました。
チームとしての守備が改善しカウンターで何度も相手ゴールを脅かす機会をつくるも、最後のフィニッシュの場面で精度を欠き得点に結びつかないまま時間だけが過ぎていきます。
終盤に1点を取り返すも多くの選手の疲労がピークに達し万事休す。
1−2で初戦を落としました。
<結果>
1-2
得点者:橋本
しかし初戦を落としたとはいえ、全員で何が良くて何を改善しないといけないのかを選手達が意見交換し積極的に修正しているのを見て、チームとしての結束力を感じました。
◆予選第2試合 vsClub Juventud Elipa(90分ゲーム)
そして2試合目の対Juventud Elipa戦ではその5月から築き上げた結束力が光ります。
1試合目と同じ轍を踏まないよう、前の試合で良かったところを繰り返し、守備では相手に簡単にプレーさせないようにチーム全体がコンパクトになりスペースを消し、攻撃ではカウンターで攻め急ぐだけではなく一度攻撃を作り直しゲームをコントロールすることを頭にいれプレーしました。
前半は1試合目には見られなかったコンビネーションプレーなどで相手を崩す場面もありましたが、お互い譲らず0−0で折り返します。
後半に試合が動きました。
フリーキックから菅原が頭で合わせネットを揺らすとその数分後にも同選手がコーナーキックから再びヘディングで加点。
2−0と優位な状況を作るも、試合前から疲労がたまっていた選手達の集中が一瞬途切れた途端、相手はそれを見逃さず反撃の狼煙を上げます。
相手FWに裏を取られ1点を返されるとまたも似たような形から失点。さらには試合終盤にサイドを突破され中に折り返してきた所を合わされまさかの逆転ゴールを許してしまいます。
しかし後半ロスタイム、フリーキックで前線に放り込むとこぼれ球に反応した橋本がペナルティエリア内でドリブルで相手をかわしグラウンダーのボールを入れるとこれに反応した永岡が合わせ劇的同点弾。そしてそのまま試合終了ホイッスル。
勝利こそ掴めませんでしたが、試合に出ている選手のみならず、全選手が声を掛け合い、チーム一丸となりこの試合に引き分ける事ができました。
この結果によりグループリーグ2位突破が決定しました。
今回初めてスペインのチームと戦う事で、球際の強さ、ボールキープ、ボールポゼッションなど日本では得る事が出来ない貴重な経験になったのではないでしょうか。
明日はこのプロジェクトの、このチームとしての最終試合です。「いい試合だった」で終わらせるのではなく結果にこだわり後悔のない試合をしましょう!
<結果>3-3
得点者:菅原×2、永岡
結果、関東同好会トレセンは2位で予選を通過。明日、3位決定戦に挑む。